仕事場は男の世界であり、女はマスコットであればよい?

仕事ができるようになれば、上司がもっと仕事をし易くなるだろう、と必死だった20代前半。求められているものが「何か違う」と気づいたのは数年経った時だった。

サポート業務に徹していた頃は、自由に、広い範囲の仕事をさせてくれていた男性上司が、段々に大事な情報を隠すようになった。情報さえあれば、大抵のことを処理してしまうようになった私が、気に入らなくなったようだった。「ここまでやってみました。」という私は、彼にとってかわいい部下ではなかった。

転職後の会社では、隣の課で同等の職位にあった男性に様々な噂を立てられた。私が仕事ができない人である、という印象を植え付けようとするような内容ばかりだった。彼がシニアマネジャーに昇進した後、競争に勝ったと思ったのか、それはぱったりとなくなった。

どちらも、男女差のない外資系の会社なのに、そこにいる人からは、「仕事場は男の世界であり、女はマスコットであればよい」という空気が伝わることがある。

日本の創り上げて来た社会システムが、男はより強くないとみっともない。という幻想を彼らに植え付けてきた結果なのかもしれない。