みんなが「女だから」じゃなくて「あなただから」に嬉しさを感じられるようになれば、ジェンダーの問題は良くなるんじゃないかな

女だとおごってもらえたり、女だから飲まなくていい、とかがある。大学生になったばかりの時はラッキーと思ってたけど、今はそう思わない。女だから得だなっていう考え方が嫌いになった。「女だから」何かしてくれるんじゃなくて、「私だから」― 私のことが人間として好きだから ― 何かしてくれることに、嬉しさを感じる。女性であることは、あくまで無数にある自分の特徴のなかの一つにすぎない。女性であるということだけが自分ではないから、女性が先にくるんじゃなくて、人間が先にくる。

留学先での親友がゲイだったのも影響が強かった。彼とパートナーの関係は、本当にお互いを尊敬しあってた。性別とか取っ払って1対1の生身の人間として敬意をはらえる状態。そんな関係が、私の理想の関係でもある。

性別はあくまでもその人の特徴の一つでしかない。そういう風に人々が考えられるようになったら、少しずつ良い方向に進むんじゃないかな。女性が女性であることに甘え続けている限り、根本的な問題は解決できない。留学前は、どうやって根本的な変化をもたらせるのか分からなかったけど、皆が「女だから」じゃなくて「あなただから」っていうのに喜びを感じられるようになればジェンダーの問題は良くなるんじゃないかって気付いた。

(20代女性)